和歌山県の渓流釣り、釣り場と漁協
和歌山県の渓流と漁協、アマゴ釣り場などの覚え書き
和歌山県の渓流釣りの対象の河川は紀の川水系、有田川水系、日高川水系、富田川水系、日置川水系、古座川水系、熊野川水系(新宮川水系)になります。
各水系についての私の覚え書きにのために整理しました。覚え書きなのでこれからもここに追加していきたいと思います。
まずは和歌山県内水面漁業協同組合連合会「鮎の国わかやま 入れ掛かり総合案内所」のページの紹介です。アマゴ釣り、アユ釣りに関する情報が載っています。
2025年(令和7年) 和歌山県渓流あまご解禁情報
2025年(平成7年)の解禁情報やアマゴ釣り場マップが載っています。
ちなみに内水面と海面の境界は河口から一つ目の橋梁が境とされることが多いようです。
放流の重量について
漁協が発表する放流量は匹数と重量を書いてくれればベストなのですが、重量だけの場合が多いです。
成魚放流では一尾何グラムになるのかですが、大きさでかなり変わってきます。20センチのアマゴで100グラムからそれ以上あると思います。20センチだと成魚放流のアマゴとしてはおおきくはありません。50グラムのアマゴだとかなり小さいです。稚魚の放流は一尾5グラムぐらいの目安で良いかと思います。去年の日高川漁協の情報では稚魚放流量合計:112,000尾 平均:5.8g計3,000尾、サイズ:103g/尾となっています。
紀の川水系 (不動谷川、丹生川、貴志川)
紀の川は奈良県大台ケ原を水源とし延長136㎞の大きな河川です。奈良県を流れる間は吉野川と呼ばれ漁協は吉野川川上漁協、吉野川吉野漁協、吉野川五條漁協、支流の東吉野村漁協、黒滝川漁協。和歌山県では紀ノ川漁協、貴志川漁協、玉川漁協と多くの漁協に分かれます。
川の正式名称は「紀の川」のようですが、漁協は「紀ノ川」漁協となっています。
不動谷川
紀ノ川漁業協同組合
2023年でアマゴ放流は終わったようです。殆ど釣り堀みたいなものだとは思いますが、一度行ってみたいと思っていたのですが、とうとう行かず仕舞いです。
丹生川(玉川峡)
玉 川 漁 業 協 同 組 合 ※古いページです。遊漁料変わっています。
私が初めて渓流釣りをした川です。成魚放流主体の川ですが、大阪から近く、入渓しやすいので手軽に渓流釣りが楽しめます。また、渓相も良いので雰囲気も味わえ、木が覆いかぶさっていることもないので取り込みもし易いです。宿の上流で高野山側の川と本流の富貴からの川に分かれます。高野山側は釣ったことがありませんが、本流側は上流の方が渓流らしさがなくなります。成魚放流も宿~塩ノ瀬の間ですので成魚が釣り切られたら上流を狙ってみても。
余談ですが、平成17年までは成魚25000尾放流、稚魚30000尾放流となっていました。その後減ってきて令和7年は成魚5000尾となっていますのでかなり減少しています。もともと正確な数値だったかは分かりませんが、当時地本の人が「漁協の役員が変わってから数が減った、もう今までのように放流ようせん」と言っていました。



貴志川
貴志川漁業協同組合
和歌山県の中心は県の最北にある和歌山市ですが貴志川のある紀の川市は和歌山市に隣接する町ですので和歌山県で一番都市部に近い渓流釣り場ということになります。
成魚放流は紀美野町毛原上(五反田堰堤)より上流、1人1日25尾の尾数制限をするようになったようです。令和4年で成魚 計300kgとなっていましたので1尾100グラムとして3,000尾。そう多い放流ではありません。貴志川は元々有志がアマゴを放流していた川で漁協は放流していませんでした。それがアマゴも漁協が放流するようになったのですが、一時は成魚800kgとなっていたので現在は半減しています。
一旦川に入れば川通しはしやすいと思いますが、渓相は良いとは言えません。下流にはキャッチ&リリース区間があります。



有田川水系 (有田川)
有田川漁業協同組合
アマゴの釣り場は有田川に注ぐ各支流及び有田川町松原の前川橋より上流域の有田川本流。
有田川は解禁期間が短いのが特徴です。
以前その短い理由を漁協に聞くとアユ釣りの邪魔になるからということでした。アユに重点を置いている漁協です。以前は4月に解禁で5月末で禁漁。成魚放流は各支流の上流部のみというアマゴには力を入れていない漁協です。現在は解禁期間少し長くなりましたがそれでも6月末までです。

日高川水系 (日高川)
日高川漁業協同組合
紀伊半島の渓流では十津川の次に放流量の多い、それも長い間稚魚放流のみ行ってきた河川で一時は稚魚18万尾を超えていました。令和6年5月27日~7月25日放流量合計:112,000尾 平均:5.8gと少し減っていますが、18万尾は特に多い年だったので良い感じに維持されていると思います。
何年か前からは成魚放流も初めて2024年は柳瀬地区・宮代・温泉出合に計3,000尾、サイズ:103g/尾となっています。
釣り場も本流上流部、支流と多くあり、お勧めの河川です。



富田川水系 (富田川)
富田川漁業協同組合
富田川も長年稚魚放流3万尾、年券(日券無し)3,000円を継続してきた信頼できる漁協です。
最近4,000円に値上げしたようで放流量も減っているようですが、ダムの無い川で繁殖も繰り返しているでしょうから大物も狙えると思います。ただ、国道からそれた本流上流部は舗装されていないかなり寂しい道です。
以前「渓酔会」という尺上の大アマゴばかり釣っておられる会のHPがあったのですが、確か富田や田辺の方々だったと思います。富田川や日置川、日高川で本流の大アマゴの釣果を載せておられました。



日置川水系 (日置川)
日置川漁業協同組合
日置川漁協も長年稚魚放流を繰り返してきた漁協です。和歌山で本格的な渓流釣りができる河川の一つで支流も多く釣り場は多いです。最上流部はかなり山深いです。
2024年5月に稚魚5万尾放流しています。ここも多い頃は稚魚8万尾放流していたので減っています。
一時試験的だったのか成魚も放流していました。



古座川水系 (古座川下流、古座川上流七川)
和歌山、奈良の河川で古座川が最も遠い川ではないでしょうか。上流で日置川の将軍川や前ノ川へつながる道はありますが時間がかかります。古座川河口から入って行くか高富から入って行くか。七川ダムの方なら和深からも行けると思いますが、本州最南端付近から入って行くことになります。
本流、小川
鮎酔 古座川漁業協同組合
こちらの小川はダムがないので魚は海まで行き来できます。有名な滝の拝のある川です。上流となっています。






七川
七川漁業協同組合Facebookページ



新宮川水系(熊野川) ()
和歌山県側支流と宮井大橋上流の本流(奈良県境まで)
熊野川漁業協同組合
宮井大橋までの熊野川本流と北山川並びに三重県側支流
三重熊野川漁業協同組合
この川は漁協の管轄も川の名称もややこしいのですが、まず川の名前から。
以前は熊野川でなく正式には新宮川と言ったのですが、熊野川の呼称が定着していたため、1998年に法定名称というのが熊野川に変更されたようです。ただ水系名は新宮川水系のままです。
熊野川は下流部は右岸が和歌山県、左岸が三重県になるので漁協が分かれています。
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