自作ロケットカゴ天秤の作り方

自作ロケットカゴ天秤　材料と工具

 

ロケットカゴ

マルシン漁具とナガジマのロケットカゴです。

このカゴは安価なのでどうも不安な感じがしてこれまで殆ど使っていませんでしたが、このカゴで天秤を自作してみてこのカゴのすばらしさに気づきました。
安い、軽い、良く飛ぶ、巻き上げが軽い、これまでのカゴの鬱陶しさが一遍に改善しました。

サイズはマルシン漁具ならMかL、ナガジマならL、LLで良いかと思います。
ナガジマのMはマルシン漁具のMより一回り小さく、アミエビなら良いがオキアミには小さすぎると思います。

どちらも中心にラインが通され、上下の端にサルカンとスナップ付きサルカンが付いています。さらにマルシン漁具の白ロケットカゴには中通しの丸型オモリもついています。

 

超硬質ステンレス線

ステンレス線のを天秤に加工するのは難しいのかと思っていましたが、案外簡単に加工できます。もちろん綺麗な丸状にするなどはできませんが、それなりのものは十分作れます。
但し、1.2mmの線になるとかなり堅く、簡単には曲がりません。特に１００均の先丸ペンチでは厳しいです。

ステンレス線は0.6mm 、0.8mm 、1.0mm、1.2mm を使いましたが、基本1.0mmがお勧めです。加工もし易く硬さも十分だと思います。
0.6mmはふにゃふにゃ過ぎます。ライトなカゴ釣り(尺アジ狙い)なら0.8mmで十分で加工も簡単です。

熱収縮チューブ

熱で縮まるチューブです。

圧着スリーブをカバーします。
別段なくても大丈夫かなとも思いますが、ライントラブルが少なくなる可能性はあると思いますので使っています。

サイズはできるだけ隙間の少ないサイズが良いかと思います。

ハンドプレッサー　圧着工具

これは圧着スリーブ(パイプ)をかしめて圧着するペンチのようなもので、このハンドプレッサーはシングルのパイプを圧着するものです。ダブル(メガネ型)のパイプはまた専用のものが必要なのかと思います。
このスリーブ(パイプ)とハンドプレッサーは基本別々に売っているものなのですが、圧着スリーブ(パイプ)を使ったことのないものにとってはサイズを見ても内径のことなのか外径のことなのかわからず、自分が圧着したい超硬質ステンレス線に合うのかどうか分かりません。事実私は余計なパイプを買ってしまいました。

それを思うとこのハンドプレッサーは1.4mm~2.8mmクランプ管 300個がセットになっていますので、丁度この天秤の超硬質ステンレス線に使えます。また、セットでこの価格なので安いです。

以前からこのパイプを使ってタチウオの二股のワイヤー仕掛けに使いたいと思っていたので細いパイプはその仕掛けにつかったところ、思った通りで役立ってくれました。

先丸ペンチ

これはステンレス線材の曲げ加工用です。丸ペンチの場合は円錐形状で挟んで巻くようにして曲げ加工します。天秤の両端やL字の曲げ部分の加工をするのですが、ホームセンターを何軒か回りましたが置いていません。ネットで検索して2,000円程度のものかと調べていたのであきらめてネットで買おうとしていたところ、後日１００均に行った時に工具売り場を見てみると、なんと１００円で売っていました。

超硬質ステンレス線はかなり堅いのでこのペンチでは力不足ですが、１mmの線材なら何とか使えました。
ただ、写真のようにすぐに柄のカバーがもげて捲れてしまいました。
とは言え今のところはこのペンチで作っています